婚約指輪にどれくらいかける?浜松で購入する価格の相場や予算設定のポイント
一生の宝物にもなる婚約指輪。結婚を約束した証しとして貰う大切な記念品だからこそ、生涯身に着けられるようなものを選びたいですよね。
とはいえ、婚約指輪はどれくらいの価格が一般的なのか、気になる人も多いでしょう。
写真提供:ハナプラ花嫁
二人の理想を大切にしつつ、納得できる婚約指輪を選ぶためには、購入に向けて押さえておいたほうが良いポイントがいくつかあります。
そこで今回は、婚約指輪の基礎知識をはじめ、価格の相場や選ぶ際のポイントについてご紹介します。
目次
婚約指輪の基礎知識
婚約指輪は結婚において、大きな意味を持つものです。そもそも、起源や歴史はどのようなものなのでしょうか。
婚約指輪とは
婚約指輪は婚約の証しとして、一般的に男性から女性へ贈られるものです。女性の左手の薬指に着けられます。
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素材はプラチナやゴールド、宝石はダイヤモンドが好まれますが、特に決まりがあるわけではありません。
カップルの好みに合わせ、サファイアやルビー、真珠など、ほかの宝石が選ばれることもあります。
婚約指輪の起源
婚約指輪の起源は古代ローマ時代にさかのぼると考えられています。
紀元前1世紀頃には、結婚の契約が成立した証しとして、誓いの儀式で未来の花嫁に鉄製の指輪を贈るしきたりが存在していたといいます。
また、古代エジプトでは円の形が永遠の象徴とされており、永遠の意味を込めて結婚儀礼に丸い指輪を用いていたとされます。
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一方、日本で婚約指輪が定着したのは1960年代で、西洋に比べるとまだ最近のことです。
高度経済成長により所得が飛躍的に伸び、生活文化の欧米化が進んだことなどを背景に、高額の品を贈る文化が受け入れられたと考えられます。
左手の薬指に着ける理由
婚約指輪を左手の薬指に着ける慣習には、古代エジプトの伝説が関係しているといいます。
古代エジプトでは、感情を司る心臓と左手の薬指が、太い血管でつながっているとされていました。
写真提供:アンジェリックフォセッテ浜松店
そのため、愛のパワーが宿る薬指に指輪をはめると、愛する人の心をつなぎ止めることができると信じられていました。
また、薬指を「創造」の象徴とする説もあり、指輪を着けることで幸せな家庭を創造していくという意味も込められています。
婚約指輪の価格の相場は?買わなくてもいいの?
婚約指輪には、カップルの新たな門出にふさわしい素敵な意味が込められていることがわかりました。
では、世の中のカップルは婚約指輪にどれくらいかけているのでしょうか。
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購入しないカップルもいる
結婚を考えているすべてのカップルが、婚約指輪を購入するわけではありません。
「指輪も含めて婚約記念品を買わない」というカップルも約27%います。
「お金がもったいないから」という理由が約37%と最も多く、続いて「婚約指輪に意味を感じないから」「結納しなかったので必要なかったから」というカップルが約20%います
(ゼクシィ結婚トレンド調査2017調べ)。
このことから、「金銭的に節約をしたい」という意向と、「意味や必要性を感じない」というのが2大理由といえるでしょう。
とはいえ、婚約記念品の中でも婚約指輪を選んでいる人は約88%と1位です(ゼクシィ結婚トレンド調査2017調べ)。
やはり婚約指輪を贈るのが主流であることが伺えます。
婚約指輪の相場はどれくらい?
婚約指輪を手配した人のうち、家族などから譲り受けるのではなく、「新たに購入した」という人は約92%と多数を占めています。
婚約指輪にかけた金額は、「30~40万円」が約30%と最も多く、続いて「20~30万円」が約20%、「10~20万円」と「40~50万円」が約13%です。
平均の相場は約35万円です。
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国税庁による平成28年分民間給与実態統計調査によると、25~29歳男性の平均給与は383万円、30~34歳男性の平均給与は457万円となっています。
単純計算として12カ月で割ってみると、25~29歳男性の平均月収が約32万円、30~34歳男性の平均月収が約38万円と推測できます。
そのため、現在では「婚約指輪は月収1カ月分」程度が実態といえるでしょう。
※データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017(首都圏)
※参考:国税庁「平成28年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」
婚約指輪を選ぶ際のポイント
結婚に向けて準備する期間は何かと忙しいものです。ここでは、忙しい間でも効率よく、満足できる指輪を選ぶためのポイントをお伝えします。
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婚約指輪を選ぶときは…
婚約指輪を探しに行く前に、二人の新生活に支障が出ない金額で予算を設定しましょう。
予算を決めると選択肢を絞ることができ、効率的に指輪選びを進められます。
次に、大まかなスケジュールを立てましょう。事前リサーチの時間も必要ですし、高額な買物のため一度で決まらないこともあります。
そのため、2カ月弱は検討期間を設けると良いでしょう。セミオーダーやオーダーメイドを検討している場合は、製作期間も考慮したうえでスケジュールを立てると安心です。
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また、スムーズに商品を選ぶために、あらかじめデザインの候補を決めておくと良いでしょう。
候補を絞る際、好みに加え、婚約指輪を着けるシーンをイメージすることも大切です。
例えば、ソリティアやメレといった宝石を爪で支える立て爪のデザインは、布などに引っ掛かりやすいため、日常的に身に着けると不便が生じる可能性があります。
迷った場合は、お店で立て爪が低いタイプや異なるデザインを試着して、比較検討すると良いでしょう。
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最後に、サイズ直しやクリーニングといったアフターケアの有無も、長く指輪を愛用するうえではチェックが欠かせません。
なお、実際にお店を訪問する候補日が決まったら、早めの予約を入れておくと安心です。
婚約指輪はじっくり選んで購入に至ることが多いため、来店予約を入れたうえでお店を訪問するのが一般的です。
知っておきたい婚約指輪のデザイン
婚約指輪には大きく分けて4つのデザインタイプがあります。どのデザインを着けたいか、あらかじめ考えておくと良いでしょう。
ソリティア
婚約指輪の最もポピュラーなデザインで、1粒のダイヤモンドを4~6本の爪で支えるタイプです。
高く宝石が立つようなフォルムは、ダイヤモンドの輝きを最も引き出すセッティングで「立て爪」ともいいます。
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メレ
中心となるダイヤモンドの周りに、メレダイヤという小粒のダイヤが施されたデザインで、並び方によって雰囲気が変わります。
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エタニティ
指輪の全周に同じサイズのダイヤが途切れずに並ぶ様子から、「永遠(eternity)に続く愛」を象徴するデザインとして人気を集めています。
リングの全周にダイヤが並ぶ「フルエタニティ」と、リングの半分にだけダイヤモンドがあしらわれる「ハーフエタニティ」の二つが一般的です。
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パヴェ
パヴェはフランス語で「石畳」という意味です。
石畳のように小粒のダイヤがリングにぎっしりと敷き詰められたデザインで、存在感があります。
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価格をリーズナブルに抑えるコツ
リーズナブルな価格で高品質なダイヤモンド入りの婚約指輪を選びたい場合は、オーダーメイド対応の専門店も検討してみてください。
オーダーメイドには、フルオーダー、セミオーダー、リフォームがあります。
高価な印象があるかもしれませんが、特にセミオーダーのお店であれば、既製品のみを扱うお店よりもリーズナブルに高品質な婚約指輪を購入できるケースがあります。
それぞれの要望に対応することを前提に、在庫やデザイン案のストックを用意しているためです。
もちろん、自分たちの希望を反映した世界に一つだけの婚約指輪を用意できるというメリットもあります。
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フルオーダーでは二人の希望を可能な限りすべて反映できますが、デザイン起こしから始まるため、セミオーダーに比べると時間がかかる傾向にあります。
フルオーダーを検討する場合は、余裕をもってお店を訪れましょう。
セミオーダーは、既存品をベースとしつつ、素材の変更や加工をオーダーする形式や、より細かくフルオーダーに近いレベルまでオーダーできる形式など、お店によって違いがあります。
リフォームの場合は、母親や祖母など大切な人から譲り受けた宝石を使い、婚約指輪に仕立てることができます。
一生を共にする、最高の婚約指輪を選びましょう
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婚約指輪には、「こうでなければいけない」という決まりはありません。
彼からのサプライズではなく、二人で一緒に選ぶ場合は、あらかじめ予算を聞いておくと購入までの流れがスムーズになるでしょう。
パートナーや専門店のプロに相談しながら、二人にとって最高の指輪を見つけてください。
結婚指輪選びのポイント
記事提供:アンジェリックフォセッテ浜松店
写真提供:アンジェリックフォセッテ浜松店、ハナプラ花嫁